Amanogawa Enlight について

天の川に祈りをささげる神道派閥

Amanogawa Enlight は、かつて地球に存在した神道を祀る宮司たちの末裔が興した神政派閥です。
彼らは、銀河の全ての光に宿る無数の神々を崇拝し、銀河全体の平和を祈願し続けています。
地域住民には商売繁盛と縁結びの神としても知られています

Amanogawa Enlightの歴史(制作中)

1200年後の未来の宇宙で日本語を語る者たち

彼らにとって、天の川とは信仰の対象であり、銀河の中心部はアマテラスやスサノオが鎮座する神聖な場所であると信じています
これは、かつて、地球上に存在した日本という国の神話に基づくものであり、その神話の原点は、幾多の苦難の歴史の果てと長い時の彼方に失われてしまいましたが、その根本は変わらないままに、光さえも凌駕しつつあるこの時代においても、天の川エンライトの神職者達が大切に受け継ぎ、語り継いできた神道理念なのです。

3300年を過ぎた今、宇宙に広がる人類社会から、日本語はそのほとんどが失われてしまいました。しかし彼らが発する「Amanogawa」や、紋章に書かれている27の文字列こそが、今は失われた日本語という文字なのだと、彼らは口を揃えます。

かささぎの 渡せる橋におく霜の
 白きを見れば 夜ぞ更けにける

27の文字列は、2500年もの昔、人類がまだ空を飛ぶことも叶わず、木や鉄や銅が科学の全てであったころの時代に、「ちゅうなごんやかもち」という日本人が創った、和歌というものであると、彼らの古文書に記されています。

かささぎという小さな飛行生物が、翼を並べてかけた天の川の橋、その周囲にちりばめられた霜のような星々、その美しさと闇夜の静けさに夜の深まりを感じる情景を言葉にしたものであるとか…。

この歌を愛していた、かつての天の川エンライトの指導者が世代宇宙船で地球から旅立つ折りにも、この歌を独白したそうです

人々の希望と稀薄な運命を載せて旅だつ世代宇宙船を「かささぎ」に喩え、小さくなる太陽を背にした宇宙船の中で、いつ終わるとも知れない無限の夜空の世界に呑み込まれていく彼と彼らの心情を歌ったのでしょうか。

神への道~天の川でまた逢おう…

彼らは戦いを望む者たちではありません。

しかしそれを恐れる者たちでは無く、家族や同胞を守るために迷わず自らの命を投げうつ者たちであると言われています。

彼らの神は、豊穣の神であり、守護であり、そして戦いの神でもあります。
ですが彼らは神に勝利を乞うことはありません。
彼らは進んで苦悩の道を歩み、おのれの命を削り、他者を救い、いつしか皆から神のごとく敬われる存在となる道を辿ることが自然なことだと考えているのです

そして、いつしかその身は死に絶え、星となり、天の川の一部となり永遠の夜空に瞬く存在となるのです。

つまり彼らが祈り思いを馳せる天の川とは、彼らにとっての墓標に等しく、その星の1つ1つが彼らの祖先であり、神であり、死後の国でもあり、死別した親愛なる者達と再び相まみえる場所であると信じる場所なのです