5500年 春2日 食糧の確保

昨日無我夢中で建てた小屋。
小屋と言っても焚火が一つぽつんとたかれているだけである

食糧がない、服もない。
低体温+栄養失調のダブルでは今日1日もたないの明白だったので、まずは食糧の確保が急務だった。

小屋を建てるのに残った木材で、弓を作る。

が、作ってる途中に、遠くでクズリというヤマアラシみたいな動物が熊に食われていた。
まだ弓は2割もできてないのだが、少しでも早く食糧が欲しいので、熊が食事を終えたところで、クズリを回収しにいくことにした。

たしか現実の熊だと、残った獲物は、雪で埋めるって、ゴールデンカムイで読んだ記憶あるが…
この惑星の熊はそんなことしないようだし、食いかけの獲物を奪っても怒って追跡してきたりしないようだ

熊に食われたあとのクズリを解体して、1食半くらいの食糧になったがぜんぜん足りない。
とりあえず、食事を済ませて次の獲物のために、作りかけの弓の制作を再開する

弓が完成したところで、獲物を探す。

すると今度は北のほうで、アライグマがオオカミに襲われていた。

たぶん、オオカミの咬み跡とヨダレまみれだろけど…
もちろんこの肉もいただく。
食事を済ませたばかりのオオカミの周囲をうろついても襲われることは、ほぼない

アライグマの肉でさらに2食分の食糧を作ることができたところで日が暮れた。
残った時間で、焚火用の木材を少し集めて寝ることにした。

まだ寝床は無いので、裸で地面に雑魚寝だが、焚火のおかげで部屋の温度は20℃を超えている。
もちろん、外は氷点下である。